【爬虫類】2匹目を迎えて気づく「蛇の個体差」
皆さま、お疲れ様です。
ひよこもちです。
前回、人生初のペットであるコーンスネーク(以下、もち蛇♀)を迎えた時のことを書きましたが、今回はその後にお迎えした「もち蛇♂」について書いてみようと思います。
テーマは、コーンスネークの個体差について。
①パッと見てわかる「カラー」
同じコーンスネークでも、もち蛇♀はエクストリームリバースオケッティで暖色系のカラーです。
もち蛇♂は、サーモンゴーストというカラーバリエーションの種類。
ハイポメラニスティック(黒色色素減退)とアネリスリスティック(赤色色素欠乏)の掛け合わせで生まれる「ゴースト」というカラーに、うっすらとサーモンピンクが入っています。
ゴーストは灰褐色ベースのカラーに、ベビー時代はサーモンピンクが強めに出ていましたが、成長するにつれて徐々に黄色みが強くなってきます。
また、ハイポメラニスティックは黒色色素が減退していますが欠乏はしていないため、アメラニスティックの個体のように目は赤くなりません。
黒くてまんまるな目がコーンスネークの可愛らしいところです。
また、ゴーストはハイポ×アネリの掛け合わせなので赤みもほぼなく、リバオケのもち蛇♀に比べると落ち着いた雰囲気です。
②よく見たらわかる「体の大きさ」
蛇にも体格差はあります。
もち蛇♀を迎えて2~3か月後にもち蛇♂を迎えたわけですが、年齢にすると数か月の差。
そんなに大きさに差は出ないかなぁと思っていましたが、なんともち蛇♀の方がはるかに大きく、もち蛇♂はほっそりしています。
成体になってからも、もち蛇♂はもち蛇♀より2回りほど小さいまま。
そういう個体なんでしょうね。
もち蛇♂は小さくても食欲旺盛なので、同じサイズのマウスを頬張っております。w
③見た目じゃわからない「蛇にも性格はあるのか」
結論、かなり個体差があります。
最初に迎えたもち蛇♀は、食欲は旺盛ですが滅多に噛みません。
給餌期間がちょっとあいてしまった時に一度餌と間違われたくらいで、普段は温厚な性格をしています。
ハンドリングしていても、スルスルと腕に巻き付いてきますが締め上げるようなことはありません。
対して、もち蛇♂は獰猛です・・・
お腹がすいている時はもうケージの外に気配を感じただけで、大口を開けて牙をむいてきます。
なのでケージにガンガンぶつかっています・・w
ハンドリングは・・・噛まれるのでほぼしません^^;
そもそも、蛇は懐く動物ではなく多少人間に慣れるだけです。
もち蛇♀は温厚なのでよく触っていたので、多少は触られ慣れている部分もありますが、もち蛇♂は獰猛でほぼ触らないので更に慣れる機会もなく・・・。
ま、そういう子もいますよね。
多様性、多様性。
④蛇にもある?「器用・不器用」
ご存知の方がほとんどと思いますが、蛇は脱皮する生き物です。
脱皮前は体全体の表面が白濁し、目も一枚膜をかぶっているように白くなります。
実際に脱皮する2日前頃には白濁が消失し、元のカラーにほとんど戻ります。
何度か観察しているうちにやっと、脱皮シーンを目撃することができたのですが、これがまた個体によって脱ぎ方が違うんです。
もち蛇♀は、鼻の先端をシェルターのごつごつしたところに擦りはじめ、ヒビを入れてからするすると頭から尾へと脱ぎはじめます。
例えるなら、ストッキングを綺麗に裏返しに脱ぐような感じ。
見事な一本脱ぎで、目や口の形が脱皮した皮にもくっきり残るほどです。
器用ですね。
一方、もち蛇♂はというと・・・
こいつは雑な性格なのか不器用なのか、鼻先をこすって脱ぎはじめるのは一緒ですが、その後は上手には脱げず、最終的にはボロボロになった皮があちこちに落ちている惨状^^;
あまりに上手に脱げない場合は人間の手でサポートも必要と聞きますが、一応全身脱げてはいるようです。
ただ、脱ぎ方が汚い。w
同じ種類の生き物でも、個体によって見た目も性格も全然違う。
爬虫類も哺乳類も、奥が深いですよね。
そんなわけで、今回はコーンスネークの個体差についてでした。