【小動物】ちっちゃな甘党ヒーロー「フクロモモンガ」
皆さま、お疲れ様です。
ひよこもちです。
これまで、もちファミリーのミニチュアピンシャー(もち犬兄、もち犬弟)、コーンスネーク(もち蛇♀、もち蛇♂)について紹介してきました。
今回は、今年仲間入りしたばかりのちっちゃなヒーロー、フクロモモンガ(以下、もちモモンガ)についてご紹介します。
もちモモンガは、前に紹介したレプタイルズフィーバーにてお迎えしました。
基本情報は色々なサイト等にも載っているので、実際に一緒に過ごしてみて気づいたことを中心に書いてみようと思います。
フクロモモンガとは
名前からも想像できる通り、フクロモモンガはお腹に育児嚢という袋を持つ有袋類です。
体は小さく手乗りサイズで、胴よりも尻尾の方が長くて毛はフサフサ。
全体的に、手触りは意外とふわふわしています。
うちにいるのが短毛のわんこと、すべすべの蛇だけなので、この手触りのよさは一番の驚きでした。^^
そして、フクロモモンガは最大の特徴でもある飛膜といわれる皮を広げ、膜を張って滑空します。
その姿はまるでマントをつけたヒーローのように、高速で滑空します。
丸まっていると小さなリスのようなシルエットですが、手足を広げると一気に四角いフォルムに・・・
それがまた可愛い。
げっ歯類によくある頬袋はなく、ハムスターやリスのようにほっぺたを膨らませることはありません。
顔立ちはどちらかというとシャープで目が大きく、フルーツバットと呼ばれるコウモリに若干似ています。
意外と多様なフクロモモンガの「鳴き声」
フクロモモンガは小さな動物ですが、思ったより多様な声を発します。
しょっちゅう鳴いたり唸ったりするわけではないですが、小さな割にはしっかり声を出すんだなぁと。
特に、ビビった時に威嚇する際なんかは、こちらの想像以上の大きな声で鳴く(唸る?)時があります。
数か月一緒に暮らす中で、もちモモンガも何度か声を出していました。
- ごきげんな時・・・小さな声で「ぷくぷく」「ぷぷぷぷ」
- 寂しい時・・・・・子犬のような感じで「アンアン」
- 威嚇している時・・一番大きな声で「ギュイギュイ」「ギコギコ」
人間の言葉で擬音に当てはめるとあまりしっくりこないのですが・・・
お迎えしてすぐは毎日「ギュイギュイギュイギュイ・・」とうるさかったです^^;
まぁまぁボリュームがあるので、すまんすまんと思いながらそっとしておきましたw
逆に、おいしいものを頬張って機嫌がいい時なんかは、小さく「ぷくくく・・」と聞こえてくるのがとっても愛らしいです。
フクロモモンガは好き嫌いが激しい
フクロモモンガは雑食で、野生の場合は昆虫を中心に樹液や花の蜜、果物など色んなものを食べるようです。
そして、フクモモファンたちの中でよく言われるのが、「フクロモモンガは甘党で、偏食家」ということ。
もちモモンガも例に漏れず、甘いものがとっても大好き。
英名をシュガーグライダーというだけありますね。
器用に手で食べるのですが、真っ先に果物や甘いものを掴んで食べ始めます。
そして、好みじゃないものを与えるとポイっと投げ捨てられます。。。( ・´ー・`)
あの堂々たる偏食っぷり、初めて見た時は衝撃でしたw
ペットとして飼育する上で、野生と全く同じような食生活は送れないのですが、我が家で上げている食事はこんな感じ。
- 主食:フクロモモンガ用ペレット、パウダー状フード
- 動物性の食べ物:鶏肉(むね肉、ささみ)、動物用ミルク、動物用チーズ、ミルワーム
- 植物性の食べ物:さつまいも、りんご、バナナ、パパイヤ、ぶどう
- 加工品:ミルワームパウダー、ビタミンゼリー、カルシウムゼリーなど
もちモモンガのお気に入り(間食)は、りんご、パパイヤ、ビタミンゼリー・・・
うん、見事に全部甘いよね。w
ペレットはレプタイなどでも販売しているジクラやSANKOのフードをあげましたが、「まぁしゃーなし食べたるで」という感じで、気に入らない日はよく投げ捨ててます。w
もちモモンガは虫は好きじゃないらしく、ミルワームはほぼ投げ捨てられています。w
なのでもう今はあまりあげていない。
でもミルワームパウダーの方はちょいちょい食べてくれることも・・・
不思議ですね^^
住みよいハウスに「インテリア」
小さい体でたくさん動き回るフクロモモンガは、高さのあるケージが良いと言われています。
我が家も、お迎えした当初はまだ赤ちゃんだったのでハムスター用のケージ「ルーミィ」でしたが、飛び始める頃からは金網のケージに買い換えました。
ケージを引越しした途端、夜中に飛び回っている様子が伺えたので、元から高さのあるにケージにしておくに越したことがないのかもしれません。
そして夜行性のフクロモモンガは夜中に運動し始めます。
ハムスターよりも動きが激しいので、回し車は静音タイプで壁に固定できるものがいいと思います。
我が家は、ハンモック型の足場とポーチ型ベッド、登って移動もできるよう、ぶら下げるタイプのおもちゃを入れています。
トイレは場所を覚えないので、ケージの下に犬用トイレシーツを敷いて、網の隙間から落ちてもいいようにしています。
フクロモモンガは懐くのか
ペット界隈では「懐く」と「ベタ慣れ」は別物かと思うのですが、フクロモモンガも「懐く」というより「慣れる」という方が表現が合うような気がします。
離乳期から人に育てられていると慣れやすいといいますが、他のフクモモちゃんはどうなんでしょうね。
最初はずっと威嚇されていましたが、最近は威嚇声を聞くことはなくなりました。
そういえば、お迎えした時のブリーダーさんに、寝床のポーチに飼い主の匂いのついた布などを入れておくといいと教えてもらい、肌着の切れ端を入れていたのですが・・・
翌朝、見事にポイっと投げ捨てられた肌着を拾った時の心の在り様といったら、ね( ˘ω˘ )
頻繁に触ってあげる方が慣れるのかもしれませんが、脱走の恐怖もあってあんまり開放させていません^^;
というのも、レプタイでもちモモンガを迎えた時、ブリーダーさんが別のフクモモちゃんを手に乗せていたのですが、あっという間に脱走してそのまま行方不明に・・・
あの子は今どうしているのか。。
ひよこもちが触ってて脱走させたわけではないですが、若干のトラウマですね^^;
そして慣らすには爪切りをちゃんとしないと、あのかぎ爪はかなり凶器です。w
赤ちゃん用爪切りとか、人間用の眉切りばさみとかで十分切れます。
人間に血が流れる前に爪切りをしましょう^^
人間の男と同じ「アレ」
世の男性陣の悩みは、フクロモモンガにもあります。
性成熟したフクロモモンガの雄には、雌にアピールするためのフェロモン的なものを出す器官があります。
男性ホルモンですね。
フクロモモンガの場合はおでこの辺りにある、臭腺という部分から発生します。
なので、一言でいうと、デコがハゲてきます。
若い頃はフサフサだった頭が、ハゲる。
男の宿命は人間も、フクロモモンガも同じなのですね。
そんなわけで、今回は我が家のフクロモモンガについて紹介しました。
ハムスターやウサギのように全員が全員「かわいいー!」となる動物ではないかもですが、とっても愛らしいです。
手もあまりかからず夜行性ということもあり、日中は家を空けがちな社会人であっても飼いやすい動物ですしね。
とはいえ、飼育する以上はしっかり愛情をかけてあげないといけません。
ひよこもちファミリーはたくさんいますが、ちゃんと責任をもって、最後までお世話していきたいと思います。